IANAタイムゾーンデータベースとは
Asia/ShanghaiなどのIANAタイムゾーン識別子と、それが世界のソフトウェア標準として使われる理由を解説。
IANAタイムゾーンデータベース(tz databaseまたはOlson database)は、OSやブラウザ、サーバーが使用する公式なタイムゾーン規則セットです。Asia/Shanghai、America/New_York、Europe/Londonなどの一意なIDを持ち、Global Clockやカレンダーアプリはこれを使って現地時間やサマータイム切り替えを計算します。
「UTC+8」だけでは不十分な理由
UTCオフセットは特定の瞬間との差しか表せません。トルコはサマータイム政策を変更し、サモアは2011年に日付変更線を越える際に1日スキップしました。IANAはこれらの履歴を保存しているため、Asia/IstanbulやPacific/Apiaを参照すれば任意の日付で正確な時間が得られます。
命名規則の基本
- 形式:大陸/主要都市 — 例:Europe/Paris、Africa/Cairo
- 都市は代表的な地点で首都とは限りません
- 米国はAmerica/、オーストラリアはAustralia/、中国全土はAsia/Shanghaiを使用
- Etc/GMT形式も存在しますが、アプリでは地理名が推奨されます
実践的な使い方
会議設定やプログラミング時は、EST/CSTなどの曖昧な略称ではなくIANA IDを使用してください。当サイトの国一覧では各国の首都に対応するIANAゾーンを掲載。変換で特定日付を指定すればDSTを自動処理します。詳細はUTC基礎とサマータイムガイドも参照してください。